株式会社KANSHA

今さら聞けない動画マーケの基本

「動画って、作ったほうがいいんですよね?」
最近、このようなお声をよく聞きます。

InstagramやYouTubeで目にする企業のプロモーション動画、
商品紹介やブランディングに活用されるショートムービー。

周りがどんどん動画を活用しているのを見て、
「うちもやらないとマズいかも…」と焦っている方も多いのではないでしょうか?

でも実際は――
✅ どこから始めたらいいかわからない
✅ 動画を作ったけど、反応がいまいちだった
✅ 効果測定や活用方法がよくわからない

そんな声も、決して少なくありません。

動画マーケティングは、“動画を作ること”がゴールではありません。
本当に大切なのは、届けたい相手にどう届くかを考え抜くこと。
そして、目的に合った動画を設計・活用できるかどうかです。

本記事では、
「いまさら聞けないけど、実は知りたい」
そんな動画マーケの基本をお伝えします。

企業の広報・販促担当者の方にこそ役立つ内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。

① なぜ今、動画マーケティングが“当たり前”なのか

「動画で伝える」は、もはや一部の企業だけの手法ではありません。
今では、中小企業・BtoB・地方企業であっても、動画活用は当たり前の時代になっています。

では、なぜここまで動画マーケティングが浸透しているのでしょうか?
その背景には、3つの大きな変化があります。

1. 情報の受け取り方が「動画中心」に変わった

人々が情報を得る手段は、文字や画像から動画へと大きくシフトしています。

たとえば、総務省の令和5年「通信利用動向調査」では、
20〜50代のインターネット利用者のうち、実に約7割が動画コンテンツを“毎日”視聴しているというデータも。

特に若年層だけでなく、40代・50代にもYouTubeやInstagramリールが浸透しており、
「動画=若者向け」ではない時代に突入しているのです。

2. テキストや静止画より“圧倒的に伝わる”

動画は、音・動き・空気感まで伝えられる唯一のメディアです。
たった15秒の動画で、1,000文字以上の情報量に相当するという研究もあります。

たとえば、以下のような違いがあります。

・写真+キャプション:「この服は軽くて暖かいです」
・動画:「実際に着て動いてみた」「手で触れて確かめる」「モデルの表情」

同じ商品を紹介するにも、動画のほうが“体感的に伝わる”力が強い。
この“納得感”“信頼感”が、購買や問い合わせに直結していきます。

3. 市場規模も年々拡大中|動画広告はもはや主流

電通が発表した「2024年 日本の広告費」でも、
インターネット広告費のうち動画広告の割合は年々増加中。

YouTube広告、Instagramリール広告、TikTok広告などが勢力を拡大し、
すでにテレビCMと同等か、それ以上の影響力を持つようになっています。

企業のマーケティング戦略においても、
「動画をやるか・やらないか」ではなく、
「どんな動画を、どの媒体で、どう使うか」が問われるフェーズに入っているのです。

② 動画マーケティングって何をすること?基本を解説

「動画マーケティング」とは、ただ動画を作って発信するだけの取り組みではありません。
本来は、伝えたいことを“動画”という手段を通じて、誰にどう届けるかを設計すること。

つまり、動画を「作る」だけでなく「使いこなす」ことまでを含めた戦略が動画マーケティングです。

🎯 動画の目的を明確にするところから始まる

はじめに重要なのは、“なぜ動画を作るのか”を明確にすることです。
たとえば、以下のように目的は様々です。

・商品の魅力を伝えて購入意欲を高めたい
・企業ブランドを認知してもらいたい
・問い合わせや資料請求を増やしたい
・採用活動で会社の雰囲気を伝えたい

この目的が曖昧なまま制作を始めてしまうと、何をどう表現すべきかブレてしまい、「いい動画だけど何が伝えたいの?」という状態になりがちです。

動画マーケティングでは、「誰に」「何を」「どのように」届けるのかという設計こそが成功の鍵になります。

🛠 動画制作は“1本作って終わり”ではない

動画は作って終わりではなく、そこからが本番です。

企画・構成の段階で「どこで使うのか」「何のために使うのか」を考えておくことで、配信先や編集の方針が定まり、効果的な活用が可能になります。

たとえば、
・SNSで拡散させたいなら15〜30秒の短尺でテンポよく
・Webサイトでじっくり見てもらうなら1〜2分のストーリー重視
・展示会などで流すなら音声なしでも伝わるビジュアル中心に

このように目的と媒体に応じた作り分けが必要です。

📊 成果を見るポイントは“再生回数”だけではない

「たくさん再生されたから成功」と考えるのは少し危険です。
本来の目的によって、評価すべき指標は異なります。

たとえば――
・認知が目的なら、再生回数やSNSでのシェア数
・興味喚起が狙いなら、動画の視聴完了率やいいね・コメントの数
・行動につなげたいなら、クリック率やサイト遷移数、問い合わせ件数

つまり、「何を目的に動画を作ったのか」によって、チェックすべき数字も変わってくるということです。

数字を見ることで、改善点も見つかります。

「再生はされたけど途中離脱が多い」→動画の尺やテンポを見直す
「クリックはされているが購入に至っていない」→誘導先の導線設計を再検討 など、
効果測定と改善をセットで考えることが、動画マーケティングを成長させる力になります。

③ よくある動画活用シーンと成果事例

動画マーケティングとひとくちに言っても、その使い方はさまざまです。

ここでは、企業の現場でよく見られる代表的な活用シーンを3つ取り上げ、
「どう使われ、どんな成果が得られやすいのか」を具体的に解説します。

●商品・サービス紹介動画で、購入率アップを狙う

ユーザーは、商品やサービスを選ぶ際、できるだけ多くの情報を得ようとします。
そのときに“読む”より“見る”方が早く、わかりやすく、信頼感も高まるのが動画です。

たとえば、
・商品の使い方を実演した短尺動画をECサイトに掲載した企業では、ページ滞在時間が伸び、購入率も上昇

・サービスの仕組みを図解+ナレーションで解説することで、「分かりづらい」と感じていたユーザーからの離脱が減少

「理解されること」そのものが、マーケティング効果につながる。
そんな場面で、動画は非常に力を発揮します。

●ブランディング動画で、企業への“共感”を育てる

価格や機能だけでは差別化が難しい時代。
そんな中で企業が力を入れているのが、「想いや姿勢」を伝えるブランディング施策です。

・創業ストーリーやビジョンを語る動画

・社員の日常や仕事風景を紹介する動画

・地域との関わりや社会貢献活動を伝えるドキュメンタリー風コンテンツ

こういった動画は、SNSや採用ページなどで展開されることが多く、
「この会社、いいな」と思ってもらえるきっかけになります。

とくにBtoB領域では、「顔が見える企業」であることが信頼感につながるため、動画によるブランディングは中小企業でも注目されています。

●展示会・イベントで“目を引く存在”になる

リアルな展示会やイベントでは、ブースに立ち寄ってもらえるかどうかが第一の勝負です。
そんなとき、モニターで流れるインパクトある動画は、通行人の足を止める大きな要素になります。

・無音でも内容が伝わるグラフィック重視の動画
・アニメーションで事業内容を動的に見せる演出
・会場の熱気や当日の様子をその場で編集して、SNSに即日投稿

このように、“場を活かす”ツールとしての動画は、情報伝達だけでなく、印象づけや記憶に残る体験としても非常に効果的です。

さらに、イベント終了後は「イベントレポート動画」として再編集し、SNSや自社サイトでの二次活用も可能。
一度の投資で多層的な展開ができるのも、動画活用の大きな魅力です。

このように、動画は
✔ 商品の魅力を“わかりやすく”届けたいとき
✔ 会社の想いを“深く”伝えたいとき
✔ イベントで“視線を集めたい”とき

など、目的ごとに柔軟に使い分けることで、マーケティング効果を何倍にも高めてくれます。

④ はじめての動画マーケ、失敗しないための注意点

動画マーケティングは非常に効果的な手段ですが、「やり方を間違えると期待した効果が得られない」というリスクもあります。

とくに初めて取り組む場合には、つまずきやすいポイントがいくつか存在します。
ここでは、よくある3つの失敗パターンを紹介しながら、それを避けるための具体的な考え方をお伝えします。

❌目的があいまいなまま動画制作に進んでしまう

「とりあえず会社紹介の動画を作ろう」「SNSで話題になりそうなものを撮ろう」

このように、“目的不在の制作”は失敗のもとです。

誰に何を届けるのか、どんなアクションにつなげたいのか。
それがはっきりしていなければ、制作側も方向性が定まらず、視聴者にも響きません。

まずは「問い合わせを増やしたいのか」「ブランドを知ってもらいたいのか」など、
動画のゴールを1つに絞ることから始めましょう。

❌「見栄え」だけに力を入れてしまう

映像のクオリティは大切ですが、それだけでは効果が出ません。
BGMや編集にこだわりすぎて中身が薄くなってしまえば、「カッコいいけど伝わらない動画」になってしまいます。

視聴者は「見せたい映像」ではなく、「自分に関係のある情報」を求めています。

だからこそ、構成やメッセージ設計が何より重要。

“共感される言葉”“目的に沿った流れ”を丁寧に組み立てることが成果につながります。

❌媒体や用途に合わない“使いづらい動画”になってしまう

せっかく作った動画も、「長すぎてSNSで見られない」「Webに載せたら重くて表示が遅い」など、配信先との相性が悪いと活用が進まず、宝の持ち腐れになります。

媒体や活用シーンに合わせて動画の尺や構成を調整することが、マーケティング成功の鍵。

具体的には――
・SNS向け:15~30秒で情報を絞ってテンポよく
・Webサイト向け:1分前後で“伝えたいこと”にフォーカス
・展示会やサイネージ向け:音声がなくても理解できる設計

「どこで使うのか」を先に決めることが、無駄のない制作につながります。

失敗を避けるための最大のポイントは、
動画を“コンテンツ”ではなく“戦略の一部”として考えることです。

見せることが目的ではなく、伝えて動かすことが目的。
この視点を持って動画制作に取り組めば、初めてでも必ず成果に近づくことができます。

⑤ 伝わる動画制作を、KANSHAがサポートします

「動画を作りたい」「でも何から始めたらいいのかわからない」
そんなときこそ、私たちKANSHAの出番です。

KANSHAでは、“ただの映像制作”ではなく、“伝わるための戦略設計”からご一緒します。

企業やブランドの想いを、しっかり伝え、ちゃんと届ける。
そのために必要な企画・撮影・編集・活用のすべてを、一貫してサポートしています。

🎬こんな動画づくりに対応しています

・SNSやWebサイトに最適化した短尺動画
→ InstagramやXで効果的なテンポと情報量を意識した設計

・企業紹介・採用ブランディング用のインタビュー動画
→「人柄」や「価値観」が伝わるストーリー型構成が得意です

・展示会・イベント・リアルプロモーション用の映像
→ 音なしでもインパクトが伝わる、空間演出力の高い編集も可能

また、「社内にノウハウがない」「素材が少ない」という状態からのスタートでも問題ありません。
お客様の言葉や想いをヒアリングし、ゼロから一緒に形にしていきます。

📣まずは“動画の目的”を一緒に見つけるところから

動画はあくまで手段です。

目的や課題が明確になっていない段階でも、KANSHAでは丁寧にヒアリングし、
「どんな動画が必要なのか」「どう届けるのが最適なのか」まで設計します。

はじめてでも大丈夫。
“想いを伝える動画”をつくるプロとして、全力でサポートいたします。

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