①イベントの“感動”や“熱量”を、どこまで残せていますか?
あなたの会社では、イベントが終わったあと「どんな映像が残っていますか?」と聞かれたときに、
自信を持って「素晴らしい動画があります!」と答えられるでしょうか?
イベントは「その日限り」ではありません。
しかし多くの企業が、イベント当日の撮影を「とりあえず記録すること」で終えてしまっています。
残念なことに、せっかく費用や時間をかけて開催したイベントでも、その感動や空気感、熱量を十分に伝えきれず、
「映像は撮ったけどほとんど見返すことがない」というケースも珍しくありません。
イベント動画を「単なる記録」で終わらせず、「拡散力のあるPRツール」として最大限に活用できれば、
集客・認知度向上・次回イベントの成功へと大きく貢献することができます。
この記事では、イベント動画が持つ本来の価値や活用方法について、具体的な事例や失敗例を交えながら、
「来場者の記憶に残り続ける高品質な動画活用法」をご紹介します。
②イベント動画、よくある「もったいない」失敗例
イベント動画をせっかく撮影しても、実際に「活用できていない」「うまく撮れていない」ことに悩む担当者は非常に多くいます。
ここでは企業担当者が「これ、うちのことだ…」と思わず頷いてしまうような、よくあるイベント動画の失敗例とその原因をご紹介します。
✅ 失敗例①:音が聞こえにくく、伝えたいことが伝わらない
イベント中のスピーチやプレゼンが聞き取りにくい動画になってしまう原因は、
「カメラ内蔵のマイク」に頼りすぎていることが多いです。
🔹臨場感を伝えるには、音声をクリアに収録するピンマイクや、会場用の収録マイクが不可欠です。
✅ 失敗例②:撮影が一面的で、イベントの全体感が伝わらない
撮影スタッフが1人だけだったり、固定カメラしか使っていない場合、
同じような映像ばかりが続いてしまい、イベントの躍動感や臨場感が伝わりません。
🔹イベントの魅力を伝えるには、複数のカメラやドローンなど、多角的に撮影する工夫が必要です。
✅ 失敗例③:「ただ撮っただけ」になっており、編集がされていない
撮影した映像をそのまま使うだけでは、見る人は「記録映像」という印象しか持ちません。
🔹せっかく撮影したなら、見どころを短時間で伝えるダイジェスト編集や、
テロップ、BGMなどで視聴者の興味を引く工夫を施すべきです。
✅ 失敗例④:SNSや広告で再利用できる形式で納品されていない
イベント動画を制作会社に依頼しても、
「横型フル尺映像」だけ納品されると、SNSやYouTubeでの拡散が難しくなります。
縦型や正方形フォーマット、短尺など、多様な用途に対応した納品形式を考慮することが重要です。
🔹イベント動画の失敗は、その多くが撮影や編集時の設計不足から起こります。
このあと解説するように、「イベント動画の企画・設計」から入念に準備しておくことで、
イベントの価値を何倍にも引き上げることが可能になります。
③高品質イベント動画の「基本条件」とは?
イベント動画を単なる記録から脱却させ、
「感動や臨場感を伝えるツール」にするためには、いくつか押さえておきたい基本条件があります。
ここでは、「音・映像・照明・編集・用途別制作」という5つの観点から、具体的なポイントを整理してご紹介します。
✅音:「伝えたい声」をクリアに収録する
イベント動画の質を大きく左右するのが「音」です。どんなに映像が美しくても、
肝心の音が聞き取りにくいと、視聴者はすぐに興味を失ってしまいます。
具体的には以下のポイントを押さえましょう:
🔹ピンマイクを使用する:
スピーカーや司会者の声をクリアに収録し、イベント全体の内容が明確に伝わります。
🔹会場マイク音源との連携:
会場で使用されるマイクの音声を直接収録すれば、スピーチがクリアに収音できるだけでなく、
臨場感が増し、視聴者はよりリアルにイベントを感じられます。
✅映像:「多角的な撮影」が臨場感を生む
動画は視覚情報が品質を左右するといっても過言ではありません。全てです。イベントの迫力や熱量を伝えるには、
1台の固定カメラだけでなく、複数のカメラを組み合わせて「多角的な視点」を取り入れるのが理想です。
🔹マルチカメラ撮影:
固定カメラ+移動型カメラ(ジンバル使用)で、スピーチやブース展示、
来場者の表情まで幅広くカバーできます。
🔹ドローン撮影の活用:
空撮によりイベント規模や会場全体の雰囲気を視覚的に伝えることで、
動画のスケール感が一気に上がります。
🔹タイムラプス(微速度撮影)の導入:
会場設営や来場者の動きをスピーディに見せることで、
視覚的な面白さや躍動感を生み出します。
✅照明:「自然で明るい」映像づくり
イベント会場の照明環境は多様で、動画の撮影結果にも影響を与えます。
高品質動画を目指すなら、照明にも配慮する必要があります。
🔹補助ライトの活用:
暗くなりがちな会場の一部や、人物を明るく鮮明に映すために、
補助ライトを使いましょう。
🔹色温度の統一感:
撮影時に照明の色味を調整することで、
映像全体に統一感が生まれ、見やすさが向上します。
✅編集:「魅せるストーリー」を構成する
イベント動画は、編集によって価値が何倍にもなります。
撮影した素材を単純につなぎ合わせるのではなく、「ストーリー性」を意識した編集が重要です。
🔹ダイジェスト形式で構成:
視聴者が飽きずに最後まで楽しめるよう、要点を端的にまとめ、見どころを強調しましょう。
🔹BGMや効果音の効果的な使用:
シーンの転換や感動的な場面には音楽を効果的に使い、メリハリを持たせます。
🔹テロップや字幕を活用:
視覚的に重要ポイントを補足し、音声なしでも理解できるようにしましょう。SNS視聴でも非常に効果的です。
✅用途別制作:「多様なフォーマット」でSNS活用まで対応
一つのイベント動画を複数の用途に活用できるよう、最初から制作を設計することが重要です。
🔹長尺フル版:
詳細な情報や記録用として、公式サイトやYouTubeなどで配信。
🔹SNS用短尺版(15秒〜60秒程度):
InstagramやX(旧Twitter)、TikTokでの拡散・プロモーションに特化した編集。
🔹縦型動画や正方形動画:
スマホでの視聴に最適化し、SNS広告としても活用可能なフォーマットでの納品。
用途に応じたフォーマット展開により、イベント動画の活用の幅は大きく広がります。
高品質なイベント動画を作るには、これらの基本条件を企画・設計段階から意識することが不可欠です。
次章では、具体的なイベント種類ごとに、さらに実践的な活用パターンをご紹介していきます。
④イベントの種類別!高品質動画の活用パターン
イベント動画は、それぞれのイベントの目的や性質に合わせて活用方法を変えることで、最も効果的な結果を生み出します。
ここでは、「展示会・商談会」「プロモーションイベント」「社内イベント・周年行事」の3つの主要イベントタイプに分けて、
それぞれの最適な動画活用法を具体的に解説します。
✅展示会・商談会:「魅力が瞬時に伝わる」PR動画として活用
展示会や商談会の動画制作の目的は、出展製品やサービスの魅力をわかりやすく伝え、
事後のフォローアップにも役立つようにすることです。
具体的な活用パターン:
🔹製品プレゼン・デモンストレーションの短尺ダイジェスト(1〜2分程度)
・商談時の資料として活用し、商談後のフォローアップにも動画リンクを送付できます。
・SNSでの拡散にも最適で、来場できなかった潜在顧客へのアプローチにも有効です。
🔹会場の様子を伝えるショート動画(15〜30秒程度)
・SNS投稿や広告として活用すれば、次回以降の展示会の集客につながります。
・来場者インタビューを挿入すれば信頼性やリアリティもアップします。
✅プロモーションイベント:「SNS拡散」を前提にした短尺動画で話題をつくる
新商品発表会やコラボイベントなどのプロモーションイベントでは、短時間で視聴者の関心を惹きつけることが重要です。
SNSでの拡散やバズを意識した動画設計が効果的です。
具体的な活用パターン:
🔹SNSショート動画(30秒以内の縦型動画)
・短尺で印象的なシーンを凝縮し、InstagramリールやTikTokでの視聴を前提に制作します。
・インパクト重視の冒頭シーンや、「続きが気になる」ストーリー性を仕込みましょう。
🔹ドローン空撮を取り入れたプロモーション映像
・会場の規模感や参加者の熱量を空撮映像で視覚的に伝えます。
・YouTubeや公式サイトのメインビジュアルとしても活用可能です。
🔹来場者体験型の映像構成
・会場に行けなかった人も「まるで参加したかのような疑似体験」ができる内容に仕上げ、視聴者の好奇心を刺激します。
・ジンバルを使用した動きのあるカメラワークも臨場感があり、イベントの盛り上がりを伝えるのに有効です。
✅社内イベント・周年行事:「記録と共有」を重視した動画制作
社内イベントや周年記念行事では、記録としての側面はもちろん、
企業文化の醸成や社員エンゲージメント向上にも活用できる動画が重要です。
具体的な活用パターン:
🔹イベントのハイライトダイジェスト(3〜5分程度)
・印象的な場面や社員の笑顔、スピーチの一部を抜粋したダイジェストにまとめ、社内共有や企業HPに掲載します。
・社員が自社に誇りを持つきっかけにもなり、社外向けには企業のブランディング映像としても機能します。
🔹インタビューやコメント動画(1〜2分程度)
・社員や経営陣へのインタビューを交えることで、イベントの意義や企業の想いを明確に伝えることができます。
・新卒採用や中途採用のプロモーション映像として再利用も可能です。
🔹フルアーカイブ映像(任意の長さ)
・必要に応じて、イベント全体を記録したアーカイブ動画を制作。後日参加できなかった社員への共有に役立ちます。
イベント動画は、単一の用途にとどまらず、多様な用途に再利用が可能です。
最初から用途やターゲットを明確にして制作に臨むことで、
「イベントが終わったあと」でも継続的に価値を発揮するコンテンツとして機能します。
次の章では、イベント動画を「資産」として長期的に活かすための設計思考を詳しく解説します。
⑤撮影前から“活かす”ための設計思考とは?
イベント動画は、「撮影すること」自体が目的ではありません。最終的な活用イメージを明確にし、
撮影前からしっかりと設計をすることで、イベントの魅力を最大限引き出す「使える映像」が完成します。
この章では、撮影前に必ず押さえるべき「設計思考」のポイントを解説します。
✅「使い方」から逆算して撮影計画を立てる
撮影前に必ず決めておきたいのが、「動画をどこで使うのか?」という具体的な目的です。
例えば、「SNS拡散」「企業HP掲載」「営業資料」「採用活動用」など用途が異なれば、撮影する内容や方法も変わります。
🔹SNS用途の場合
目を引く冒頭シーンや、短時間で伝えられる端的なメッセージを重視。縦型・正方形動画で撮影・編集設計を行います。
🔹HP掲載や営業資料用途の場合
製品紹介、インタビュー、デモなど具体的な要素を押さえた撮影を設計し、閲覧者が知りたい情報が端的に伝わるようにします。
撮影前の段階で用途別の絵コンテやシナリオを準備しておくことで、イベント当日に撮影漏れやズレを防ぐことができます。
✅「ストーリー」を意識した撮影構成の重要性
動画には必ずストーリーがあります。視聴者が自然と最後まで見たくなる流れを設計することが大切です。
具体的な撮影ストーリー構成例:
🔹オープニング(導入)
イベントの規模感やワクワク感を伝えるダイナミックな映像を撮影(ドローン空撮など)。
🔹メインコンテンツ(中盤)
来場者インタビュー、スピーチ、製品デモなど、視聴者が知りたい情報を集中的に撮影。
🔹クロージング(締めくくり)
イベントが盛況に終わったことが伝わるシーン、次回イベントへの誘導を促すメッセージを収録。
ストーリーを設計して撮影することで、編集時にまとまりのある高品質な映像をつくることができます。
✅イベントの進行と連動した「絵コンテ」制作
当日の進行を反映した「絵コンテ」を事前に準備することで、撮影の精度が劇的に向上します。
具体的な絵コンテ制作のコツ:
・進行台本に沿って、必ず押さえるべきポイントを明記
・撮影アングルや使用する機材、撮影担当者を記載
・想定される時間尺をあらかじめ記載し、撮り漏れを防ぐ
絵コンテを制作会社とクライアント側が共有することで、撮影時の認識のズレを防ぎ、撮影効率が格段にアップします。
✅「資産」として長期的に活かす視点を持つ
イベント動画を「単なる記録」として終わらせないためには、撮影段階から「資産としてどう使えるか」を考えることが重要です。
例えば:
・一度撮影したインタビュー素材を営業資料、採用広報、ブランディング動画に再利用する
・撮影した映像をカットごとにライブラリ化し、複数の用途に柔軟に使いまわす
・SNS向け短尺動画をイベント後にも継続的に投稿し、次回以降のイベントへの集客につなげる
このように、撮影素材を幅広く使いこなす設計を初めからしておくことで、制作コストの効率化や長期的な効果が得られます。
「撮影前からの設計思考」をしっかり意識することで、イベント動画は一時的な記録を超え、
長期的な広報戦略・ブランディングの強力な武器になります。
次の章では、こうした設計思考と撮影力、編集力をワンストップで提供するKANSHAの動画制作サービスについてご紹介します。
⑥KANSHAなら、イベント動画の「その先」までサポート
イベント動画を「撮影しただけ」で終わらせず、「活かす動画」として最大限の価値を引き出すためには、
企画段階から編集・納品、さらには配信・運用まで、一貫した視点とプロの技術が欠かせません。
そこで強力なパートナーとなるのが、私たちKANSHAです。
✅企画・ストーリー設計から参加するからこそ生まれる「活かせる動画」
KANSHAはただ「撮る」だけの映像制作会社ではありません。
イベントの企画や目的、ターゲット層を丁寧にヒアリングし、「何を伝えたいか」「どこでどう活用するか」を徹底的に掘り下げます。
その上で、撮影のためのストーリー設計や絵コンテ制作までトータルに対応。
動画が完成した後の活用方法までを視野に入れて、イベント動画を資産として最大限に活かすサポートを提供します。
✅多様な撮影・編集技術を駆使し、イベントの「熱量」を鮮明に残す
私たちは、イベント動画の撮影において高い技術力と多彩な表現方法を備えています。
・複数台カメラの同時撮影による臨場感ある映像
・ドローン空撮やタイムラプスを駆使した視覚的なスケール感
・音声収録や照明演出を徹底し、クオリティを底上げする撮影技術
・ストーリーテリングを重視した編集技術で、視聴者を惹きつける動画へと昇華
プロの映像制作ならではのクオリティと表現力で、イベントの魅力を最大限に引き出し、視聴者の記憶に鮮やかに刻み込みます。
✅SNS拡散や広告配信を意識した納品フォーマットで利便性を向上
イベント動画は多様な媒体での配信を想定し、用途に合わせたフォーマットでの納品が重要です。KANSHAは、その重要性を理解し、柔軟な納品形態に対応しています。
・長尺フル版映像(YouTube、HP掲載、社内共有)
・短尺ダイジェスト版(SNS投稿、WEB広告用)
・縦型・正方形動画(Instagram、X、TikTok広告用)
用途や配信先に応じて複数の動画フォーマットを同時に納品できるため、イベント後すぐに活用できます。
✅イベント会社や広告代理店の“パートナー”として信頼される実績多数
KANSHAは企業からの直接依頼だけでなく、イベント会社や広告代理店と連携し、数多くのイベント動画制作を手掛けています。
パートナー企業からは、「企画力が高い」「迅速なレスポンスが心強い」「品質が安定していて安心できる」
と評価をいただいており、数多くのリピート依頼をいただいています。
ただ映像を提供するのではなく、「イベントの成功に向けて共に取り組むパートナー」としての姿勢が、
多くのクライアントから高評価をいただいている理由です。
「イベント動画は、ただ撮るだけではない」というのがKANSHAのモットーです。
⑦まとめ:動画があれば、イベントは“その日限り”じゃなくなる
イベント動画は、ただの「記録映像」ではありません。
適切に撮影・編集され、「使える動画」としてしっかり設計されていれば、
イベントの感動や熱量を鮮明に残し、何度でもその価値を蘇らせる「資産」となります。
本記事では、以下のようなポイントを解説しました。
✅ 高品質イベント動画の基本条件(音・映像・編集技術)
✅ イベント種類別の動画活用法(展示会・プロモーション・社内イベント)
✅ 撮影前の企画・設計段階で意識すべきポイント
✅ 動画を「資産」として長期的に活かす視点
イベントの効果を最大化したいなら、「動画」を活用しない手はありません。
もし「うちの会社でもイベントの動画をもっと効果的に使いたい」とお考えであれば、ぜひKANSHAにご相談ください。
企画設計から撮影・編集・配信サポートまで、イベント動画を「資産」として活用するための最適なサポートをお約束いたします。
イベントはその日限りではなく、未来の成果を生み出すチャンスです。
そのチャンスを掴むために、私たちKANSHAと一緒に、来場者の記憶に残り続ける「活きた動画」をつくっていきましょう。
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